アイヌ文様家具ほか入荷

  

チーク材でできた観音開きの本箱です。本箱の上にさらにブーメランのような支えがあり、その上に棚板がありますので収納力は大幅増。ガラスに入った勾玉のような柄といいブーメランのような物体といい、この辺りでは見ないデザインの本箱です。ガラス戸に入った細工も、マンガのおめめがキラーンと輝くときの形に似ていますが、これこそまさにアイヌの文様「シク」。そのまま目を表す文様です。扉をひらくと棚板2枚、一番下に引き出しふたつ。サイズは横幅87センチ高さ146センチ奥行き30センチ。昭和40年代の家具です。

 

 

アイヌ文様づくしのチェスト。ぐりんぐりんの渦巻き文様「モレウ」が満喫できます。北海道にあった炭鉱、上羽幌坑にちなんだ家具のようです。棚の上にクマの木彫りを飾れば素晴らしい飾り棚となるでしょう。横幅69センチ高さ81センチ奥行き40センチ。昭和43年の作。

 

 

 

ノリタケのSHASTAシリーズのディナープレート。通常、洋食器にはプレート中央は無地、外側に絵柄が入るものですが、このシリーズは中央の白地に色とりどりの花が咲き乱れる面白い構図。洋食器でありながら見込みに絵柄の入る和食器の要素を取り入れた、しごく日本的なデザインです。1950年代のもの。

 

 

 

赤被せ切子の冠水瓶。夏場は特に、就寝時の熱中症対策を。

 

イボイボガラスの調味料入れ。いつまでも握っていたい気持ち良さ。

 

 

ひょろ長い小棚。いかにも古めかしい戦前の家具です。簡素な作りと対照的に双獅子のついた豪奢な引き手金具が面白いです。横幅22センチ高さ66センチ奥行き27センチ。

 

岡本太郎デザインの「眼」のピッチャー。そういえば2015年にも同じものが入荷してました。1977年発売のウイスキー、ロバートブラウンのノベルティです。71年からバーボンやスコッチが輸入自由化となり、ウイスキーの選択肢が広がった頃です。キリンビールがキリンシーグラムとしてウイスキー市場に参入し、日本人に合った国産ウイスキーとして富士御殿場蒸留所の第1号ウイスキーとなったのがロバートブラウンです。ちなみにこの名称は、スコットランド人の典型的な名前のひとつだそうです。

 

 

ノベルティといえば1970年代以降、バブル崩壊まではかなりいろんな商品におまけが付いていたように思います。先のウイスキーのように飲料のおまけにはコップ、銀行のおまけには貯金箱、など実用品が多かったですね。で、野村証券は百万両小判のケース。細いので名刺は入らないし印鑑には厚みが足らず、収入印紙でもいれるのでしょうか。

 

 

鄙びたSWALLOW WHISTLE( スワローホイッスル)。「ホイッスル、スワロ」で検索するとスワロフスキーシールでデコレーションされたキラキラのホイッスルストラップがぞろぞろ出てきますので注意してください。しかしちょっとデコっただけで高くないですか?あれ。